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Googleデマンドジェネレーションとは?成長企業が今すぐ始めるべき理由と活用法

「Web広告を出しているけど、なかなか新規顧客が増えない」
「検索広告やP-MAXだけでは頭打ちで、もっと幅広い層にアプローチしたい」

そんな悩みを抱える中小企業の経営者やマーケティング担当者に注目してほしいのが、Googleデマンドジェネレーションキャンペーンです。

本記事では、デマンドジェネレーションの基本から具体的な始め方、そして中小企業が成果を出すためのポイントまでを分かりやすく解説します。

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この記事の監修者
麻生 諒也

麻生 諒也株式会社ウォーカンド 代表取締役

学生時代よりSEO・SNS事業を立ち上げ、個人事業主としてマーケティング領域に従事。個人と並行し、新卒でWEB広告代理店に入社。ブランド領域の広告プランナーとして、提案から運用まで一気通貫で担当する。同領域にて準MVP、MVPを受賞し、独立。2025年、株式会社ウォーカンドを設立。

目次

Googleデマンドジェネレーションとは

デマンドジェネレーション(Demand Gen)キャンペーンとは、Googleが2023年10月に正式リリースした広告プロダクトです。それまで提供されていたYouTube VAC(動画アクションキャンペーン)と、Googleファインド広告の後継としてリリースされ、YouTubeやDiscover、Gmailといった主要なGoogleサービス上で、まだ自社を知らない潜在顧客に視覚的にアプローチできるのが最大の特徴です。

名前の通り「需要(Demand)を生み出す(Generation)」ことを目的としており、まだ商品やサービスを知らない潜在層に対して、YouTube動画広告と静止画で認知と興味を喚起する仕組みです。

主な特徴

主な特徴は下記になります。

  1. YouTube(ショート、インフィード、インストリーム)、Discover、Gmail、GDN(Googleディスプレイ)の4つの配信面に一括で広告を配信可能(出面の選択も可能)
  2. 画像広告と動画広告の両方を1つのキャンペーンで運用可能
  3. GoogleのAIが最適なユーザーに最適なタイミングで広告を自動配信
  4. 類似セグメント機能により、既存顧客に似た新規ユーザーへリーチ可能

つまり、購入や利用確度の高いユーザーは検索行動に出やすいため(リスティングで獲得可能)、それ以外の出面で、検索行動を起こす「前」の段階にいるユーザーに対して、視覚的な訴求により態度変容を狙う広告ということです。

詳細は次のセクションでご紹介いたします。

Googleデマンドジェネレーションと従来のGoogle広告との違い

「Google広告はすでに使っている」という企業も多いと思いますが、Googleデマンドジェネレーションは従来の検索広告やディスプレイ広告とは明確に役割が異なります。

検索広告との違い

検索広告は「今すぐ解決策を探している」ユーザーにアプローチする広告です。ニーズが顕在化しているため、コンバージョン率は高い傾向にあります。

一方、デマンドジェネレーションは検索導線上の出面を持たないため、「まだ検索していない」ユーザーに対して興味を喚起することが目的です。マーケティングファネルでいえば、検索広告が「刈り取り」、Googleデマンドジェネレーションが「種まき」の役割を担います。」

ディスプレイ広告との違い

ディスプレイ広告もバナーで潜在層にアプローチする点では似ていますが、配信面が異なります。ディスプレイ広告はGoogle提携サイト全般に配信されるのに対し、デマンドジェネレーションはYouTube・Discover・GmailというGoogle自社サービスに限定されます。

この「限定」が実はメリットで、ユーザーの閲覧態度が能動的な面に配信されるため、広告への注目度が高くなる傾向があります。

また、Googleデマンドジェネレーションの狙うターゲットは、潜在層や準顕在層となるため、認知への「心理変容」や購入や利用への「行動変容」(総じて、態度変容)を促す必要があります。

動画には静止画と異なり情報量を多く伝えられるメリットがあるため、静止画だけで態度変容できないユーザーにアプローチできる点において、GDN(ディスプレイ広告)とは目的が異なります。

ファインド広告との違い

デマンドジェネレーションは旧ファインド広告の後継ですが、以下の点が強化されています。

ファインド広告はDiscover・Gmail・YouTubeホームフィードに静止画やカルーセルを配信するキャンペーンでしたが、デマンドジェネレーションではこれに動画フォーマット(インストリームやショート面)が加わり、より訴求力の高いクリエイティブが活用できるようになりました。

さらに、類似セグメントによるターゲティングや、A/Bテスト機能、より高度なAI最適化が追加されるなど、運用面でも強化されています。

YouTube VAC(動画アクションキャンペーン)との違い

YouTube VACはYouTube面への動画配信に特化していたのに対し、デマンドジェネレーションではYouTubeに加えてDiscoverやGmailにも配信面が拡張されています。

また、クリエイティブも動画のみから、静止画やカルーセルといったフォーマットが追加され、より多様な訴求が可能になりました。

ターゲティング面では、類似セグメント(Lookalike)が利用できる点も大きな進化です。

つまり、YouTube VACの機能を包含しつつ、配信面・クリエイティブ・ターゲティングの三軸で拡張されたキャンペーンタイプがデマンドジェネレーションという位置づけです。

Googleデマンドジェネレーションの5つのメリット

中小企業にとって、Googleデマンドジェネレーションには以下のメリットがあります。

1. まだ検索していない層にリーチできる

検索広告だけでは、そもそも自社の商品やサービスを知らないユーザーには届きません。デマンドジェネレーションを使えば、YouTube動画を見ている時やGmailを開いた時など、日常のGoogleサービス利用中にブランドを認知してもらえます。

2. ビジュアルで訴求力が高い

画像や動画を使った広告フォーマットのため、テキスト中心の検索広告より直感的にサービスの魅力を伝えられます。特にBtoCの商材や、ビジュアルで差別化しやすいサービスに効果的です。

3. AIによる自動最適化

Googleの機械学習がユーザーの行動データを分析し、コンバージョンにつながりやすいユーザーへ自動的に広告を配信します。手動でのターゲティング調整の手間が大幅に減るため、少人数で運用する中小企業にとっては大きなメリットです。

4. 類似セグメントで効率的に新規獲得

既存の顧客リストやサイト訪問者のデータをもとに、行動パターンが似ている新規ユーザーを自動で見つけてくれます。「うちの顧客に似た人」にピンポイントで配信できるため、闇雲に広告を出すより費用対効果が高くなります。

5. 複数の配信面を一元管理

YouTube、Discover、Gmailという3つの配信面を、1つのキャンペーンでまとめて管理できます。それぞれ個別にキャンペーンを作る必要がないため、運用工数を削減できます。

Googleデマンドジェネレーションの配信面とフォーマット

デマンドジェネレーションが配信される場所とフォーマットを整理します。

配信面

  • YouTube インストリーム:動画再生前後や途中に表示される動画広告
  • YouTube インフィード:YouTube検索結果や関連動画に表示
  • YouTube ショート:縦型短尺動画として表示(若年層へのリーチに効果的)
  • Discover:Googleアプリのフィードに表示(スマートフォンユーザーにリーチ)
  • Gmail:受信トレイのプロモーションタブに表示
  • GDN:記事ページの中に表示

広告フォーマット

  • シングル画像広告:1枚の画像 + テキスト
  • カルーセル画像広告:複数枚の画像をスワイプで表示(商品一覧やステップ紹介に最適)
  • 動画広告:YouTubeで再生される動画形式(横型・縦型・スクエア対応)

1つのキャンペーン内で画像と動画を組み合わせて入稿できるため、各配信面に最適なクリエイティブをGoogleのAIが自動選択してくれます。

Googleデマンドジェネレーションの始め方

実際にデマンドジェネレーションキャンペーンを始める手順を解説します。

ステップ1:Google広告アカウントを用意する

まだアカウントがない場合は、Google広告(ads.google.com)でアカウントを作成します。既存のアカウントがあれば、そのまま使えます。

ステップ2:新しいキャンペーンを作成

Google広告管理画面から「新しいキャンペーンを作成」をクリックし、キャンペーン目標を選択します。デマンドジェネレーションでは以下の目標が選べます。

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • ウェブサイトのトラフィック
  • 目標を設定せずにキャンペーンを作成

キャンペーンタイプで「デマンドジェネレーション」を選択します。

ステップ3:オーディエンスを設定する

ターゲットとなるオーディエンスを設定します。主な設定項目は以下の通りです。

  • カスタムセグメント:特定のキーワードやURLに関心を持つユーザー
  • 類似セグメント:既存顧客リストに行動が似たユーザー
  • データセグメント:自社サイト訪問者やアプリ利用者
  • 興味・関心:Googleが提供するカテゴリから選択

中小企業の場合は、まず「自社サイト訪問者の類似セグメント」と「興味関心ターゲティング」の組み合わせから始めるのがおすすめです。

ステップ4:クリエイティブを入稿する

画像や動画を用意して入稿します。推奨される素材サイズは以下の通りです。

  • 横型画像:1200×628ピクセル
  • スクエア画像:1200×1200ピクセル
  • 縦型画像:960×1200ピクセル
  • ロゴ:1200×1200ピクセル
  • 動画:YouTube上にアップロード済みの動画URL

見出し(最大5個)、説明文(最大5個)、CTA(行動を促すボタンテキスト)も設定します。

ステップ5:予算と入札戦略を設定

1日の予算と入札戦略を設定します。入札戦略は以下から選べます。

  • コンバージョン数の最大化:予算内で最大のコンバージョン獲得を目指す
  • 目標コンバージョン単価(tCPA):1件あたりの獲得コストを指定
  • クリック数の最大化:クリック数を最大化(認知拡大向き)

初期は「コンバージョン数の最大化」で始めて、データが溜まったら目標CPA設定に移行するのが一般的です。

ステップ6:キャンペーンを公開

設定内容を確認して公開します。Googleの審査を通過すれば配信が開始されます(通常1営業日以内)。

Googleデマンドジェネレーションを運用する7つのポイント

デマンドジェネレーションを中小企業が効果的に活用するためのポイントを紹介します。

1. 検索広告と併用する

デマンドジェネレーションは「認知・興味喚起」の広告です。そこで興味を持ったユーザーが後日検索した際に、検索広告でしっかり受け止める体制を作りましょう。両方を組み合わせることで、ファネル全体をカバーできます。

2. まずは少額から始める

月3〜5万円程度の小さな予算からテストを開始し、効果を見ながら徐々に拡大するのが安全です。AIの学習にはある程度のデータ量が必要なので、最低でも2〜4週間は継続して効果を判断しましょう。

3. クリエイティブは複数パターン用意する

画像は最低3〜5パターン、動画があれば1〜2本を入稿しましょう。GoogleのAIが自動で効果の高い組み合わせを学習してくれます。1パターンだけでは最適化が進みにくくなります。

4. 自社の顧客データを活用する

顧客メールリストやサイト訪問者データがあれば、類似セグメントの精度が大幅に上がります。最低1,000件以上のリストがあると効果的です。

5. ランディングページを最適化する

いくら広告で興味を引いても、遷移先のページが分かりにくければコンバージョンにつながりません。広告の訴求内容と一致したランディングページを用意し、スマートフォンでの表示速度にも気を配りましょう。

6. A/Bテスト機能を活用する

デマンドジェネレーションには広告のA/Bテスト機能(アセットテスト)が搭載されています。見出しや画像の組み合わせを比較して、どのクリエイティブが効果的かをデータで判断できます。

7. コンバージョン計測を正しく設定する

効果測定のために、コンバージョンタグの設置は必須です。問い合わせフォームの送信、資料ダウンロード、購入完了など、自社にとっての成果ポイントを正しくトラッキングしましょう。

まとめ

Googleデマンドジェネレーションは、検索広告だけではリーチできない潜在顧客に、YouTube・Discover・Gmailを通じてビジュアルで訴求できる広告プロダクトです。

中小企業にとってのポイントを改めて整理すると、

  • 検索広告の「刈り取り」に加えて、「種まき」の施策として活用する
  • AIによる自動最適化で少人数でも運用しやすい
  • 類似セグメントで効率的に新規顧客へリーチできる
  • まずは月3〜5万円の小予算からテスト運用を始める

デジタルマーケティングの競争が激しくなる中で、検索広告だけに頼る集客には限界があります。まだGoogleデマンドジェネレーションを試していないなら、今が始めるタイミングです。

まずは小さく始めて、自社にとっての最適な運用方法を見つけていきましょう。