この記事の要点
- 画像は正方形1200×1200(1:1)または横長1200×628(1.91:1)が基本。ファイル形式はPNG・JPEGで容量5MB以下が目安です
- 動画は最長2分20秒(推奨15秒以内)、形式はMP4・MOV、容量1GB以下です
- 本文(ポスト文)は280文字が上限。日本語は実質140文字ですが、リンクを含めると実際に使えるのは128文字です
- 通常の画像広告でGIFを使うと、動かず静止画として表示されます。アニメーションとして使えるのは一部の特殊なフォーマットのみです
- 入稿規定(技術仕様)と審査基準(ポリシー)は別物。規定を満たしても審査落ちするケースがあります
「X広告の入稿規定、公式ヘルプを何度も往復して探すのが面倒」。そんな声をよく聞きます。サイズ、文字数、動画の秒数、ファイル形式。フォーマットごとに数値がバラバラで、いざ入稿するとエラーや審査落ち。この記事では、X公式の情報をもとに、フォーマット別の規定を一覧化し、入稿前の最終チェックがこの1本で完結する構成にしています。
麻生 諒也株式会社ウォーカンド 代表取締役
学生時代よりSEO・SNS事業を立ち上げ、個人事業主としてマーケティング領域に従事。個人と並行し、新卒でWEB広告代理店に入社。ブランド領域の広告プランナーとして、提案から運用まで一気通貫で担当する。同領域にて準MVP、MVPを受賞し、独立。2025年、株式会社ウォーカンドを設立。
1. X広告の入稿規定とは?審査基準との違いも解説
X広告の入稿規定とは、広告として掲載できる画像・動画・テキストのサイズ・形式・文字数といった技術的な仕様のことです。一方の審査基準は、広告内容がポリシーに適合するかを判断するもの。両者は別物です。規定をすべて満たしていても、表現内容や遷移先の問題で審査落ちすることがあります。
X広告の種類、費用については下記でそれぞれ解説しています。
入稿規定(技術仕様)と広告ポリシー(審査)の違い
入稿規定は機械的に弾かれる仕様、広告ポリシー(審査)は人的・システム的なポリシー判断だと考えてください。
入稿規定(技術仕様)
アップロード時に即エラー
サイズ超過・容量オーバー・非対応形式
広告ポリシー(審査)
入稿後の審査で判定
NG表現・誇大広告・遷移先の不整合
「エラーが出た」のか「審査に落ちた」のか。この区別ができれば、対処が一気に速くなります。
規定が更新されたら公式のどこを確認すべきか
一次情報はX Ads Help Centerの「クリエイティブの仕様」ページと、広告マネージャー内のプレビュー機能です。仕様は予告なく変わることがあります。本記事の数値も目安として扱い、入稿直前に公式で確認する習慣をつけてください。
2.【画像広告】サイズ・アスペクト比・ファイル形式の規定一覧
X広告の画像は、正方形1200×1200(1:1)または横長1200×628(1.91:1)が推奨です。ファイル形式はPNG・JPEG、容量は5MB以下が基本です。
単一画像広告の推奨サイズと最小サイズ
単一画像は1200×1200または1200×628が推奨で、最小でも横幅600px以上を確保してください。正方形はフィードでの占有面積が大きく、横長はウェブサイト訴求と相性が良い傾向があります。
注意したいのがフィードでの切れ方です。横長画像は上下がトリミングされて表示される場合があります。重要な要素(ロゴ・商品・キャッチコピー)は中央寄りに配置しましょう。
カルーセル広告の画像枚数・サイズ規定
カルーセルは2〜6枚の画像を横にスワイプして見せる形式です。各画像は1:1(1200×1200)推奨で、全カードを同一サイズに統一するのが鉄則です。1枚だけ比率が違うと、表示が崩れて素人っぽい印象になります。
【重要】画像内にGIFを使う場合の注意点
通常の画像広告にGIFファイルをアップロードした場合、アニメーションとしては再生されず、静止画として表示されます。 「動くGIFで目を引きたい」と考えていても、通常のフォーマットでは意図通りに動きません。
動くGIF(6秒ループ再生)が使えるのは、「トレンドテイクオーバープラス」という特定の高度な広告フォーマットに限られます。これは通常のセルフサービス広告とは別の、企業向けの高単価フォーマットです。一般的な運用でアニメーションを使いたい場合は、GIFではなく動画(MP4)を使用してください(出典:X Business「クリエイティブの仕様」)。
⚠ GIFの落とし穴
動くGIFが使えるのは「トレンドテイクオーバープラス」限定。アニメーションを使いたいなら動画(MP4)を検討
画像内テキスト量の目安と表示への影響
画像内の文字量が多いと、視認性が下がりパフォーマンスも落ちやすくなります。目安として、テキストは画像面積の2割以内に抑えましょう。
この「文字量2割以内」という目安は、実はMeta広告のクリエイティブでも同様に重視されています。両媒体を運用している場合は、あわせて「Meta広告クリエイティブの作り方完全ガイド」も参考にしてみてください。
「自社のクリエイティブがこの規定に合っているか、実際に見てほしい」という場合は、Walkandにご相談いただけます。入稿前のチェックからサポートします。
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3.【動画広告】秒数・解像度・容量・形式の入稿規定
X動画広告は最長2分20秒(推奨15秒以内)、形式はMP4・MOV、容量1GB以下が基本です。アスペクト比は16:9・1:1・9:16に対応。フィードでは自動再生かつ音声オフが前提なので、冒頭数秒と字幕で勝負が決まります。
動画の長さ・アスペクト比・解像度の推奨値
フィード(汎用)
1:1
1080×1080以上
横型・ウェブ誘導
16:9
1920×1080
縦型・没入
9:16
1080×1920
短尺ほど完全視聴率が上がりやすく、メッセージも絞れます。まず15秒版を作り、必要に応じて長尺を用意するのが効率的です。
ファイル形式・容量・フレームレートの制限
形式はMP4またはMOV、容量は1GB以下、フレームレートは30fps以上が推奨です。書き出し時に容量が膨らみすぎたら、ビットレートを見直しましょう。標準的な設定(MP4・H.264・固定fps)で書き出すのがエラー回避の基本です。
サムネイル・キャプション(字幕)の規定と推奨
音声オフでの再生が多いため、字幕(キャプション)はほぼ必須と考えてください。サムネイル画像は任意で設定でき、再生前の第一印象を左右します。冒頭2〜3秒にキャッチコピーを入れ、続きを見る理由を作りましょう。
4.【テキスト】本文・見出しの文字数上限とリンクの扱い
X広告の本文(ポスト文)は280文字が上限です。ただし、日本語のような全角文字は1文字あたり2カウント扱いになるため、実質140文字前後が目安です。ここにリンクを含める場合は、さらに使える文字数が減る点に注意してください。
本文(ポスト)の文字数上限と、リンクを含めた実質文字数
X公式の情報によると、本文にリンクを1つ含める場合、リンクは英数字換算で約23文字分としてカウントされます。この結果、英数字のみの本文で実際に使える文字数は257文字です。
日本語(全角)で運用する場合はさらに注意が必要です。リンクは全角換算で12文字分としてカウントされるため、日本語の本文にリンクを含めると、実際に使える本文は140文字ではなく128文字が目安になります。 ここを知らずに文章を作ると、想定より早く上限に達して文章が途切れることがあります(出典:X Business「クリエイティブの仕様」)。
図|リンクを含めた実質の文字数上限
出典:X Business「クリエイティブの仕様」
実務では、上限を「使い切る」より、要点を絞って読みやすくするほうが効果的です。長文より、フックと1メッセージ。冒頭で興味を引き、続きを読ませる構成にしましょう。
見出し・CTAボタン・遷移先URLの規定
ウェブサイトカードの見出しは簡潔さが命で、長すぎると途中で切れます。CTAボタンは「詳しくはこちら」「今すぐ購入」など複数の種類から選べます。
最も見落とされがちなのが、遷移先ページとクリエイティブの整合性です。広告で「無料プレゼント」と訴求しているのに、遷移先ページにその記載がなければ、審査で不整合と判断されます。広告・ボタン・遷移先、この3つを一本の線でつなぐことが、審査通過とパフォーマンス両方の鍵になります。
5. 規定を満たしても審査落ちする原因と入稿前チェックリスト
入稿規定をすべて満たしても、禁止コンテンツ・誇大表現・遷移先ページの不備・アカウント要件の未達などで審査落ちします。技術仕様と審査基準は別のハードルです。
よくある審査落ち・入稿エラーの原因トップ5
- サイズ・容量超過:規定内に収める。書き出し設定を見直し容量を圧縮する
- NG表現・誇大表現:「必ず」「No.1」など断定・最上級表現を根拠なく使わない
- 遷移先とクリエイティブの不一致:広告の主張と着地ページの内容を一致させる
- ランディングページの不備:リンク切れ・表示崩れ・特商法表記の欠落を修正する
- アカウント・認証要件の未達:業種によって必要な認証・プロフィール整備を済ませる
こうした断定・誇大表現は、X広告に限った話ではありません。Meta広告でも同様の理由でアカウント停止に至るケースがあり、「Meta広告アカウント停止の原因と解除手順」で具体的なNGワードを紹介しています。複数媒体を運用している場合は、共通の注意点として押さえておくと安心です。
入稿前に確認する規定チェックリスト(保存版)
入稿前チェックリスト(保存版)
このチェックを習慣化すれば、入稿のやり直しが激減します。
入稿規定と審査基準、両方をクリアするクリエイティブ作りに不安がある場合は、Walkandにご相談ください。戦略設計から実行・改善まで一気通貫で支援しています。
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まとめ
X広告の入稿規定を正確に理解しておくことで、エラーや審査落ちによる時間ロスを防げます。特に本文の文字数は、リンクを含めるかどうかで実質使える文字数が変わること、GIFは通常のフォーマットでは静止画として表示されることの2点は、見落としやすいので覚えておいてください。
まずは5章のチェックリストを使って、今準備しているクリエイティブを一通り確認してみてください。
広告運用の成果にお悩みですか?ウォーカンドでは戦略設計から実行・改善まで一気通貫で支援しています。
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よくある質問
X広告の画像は正方形と横長どちらが最適ですか?
配置面によります。フィード表示では占有面積が大きい正方形(1:1)が有利な傾向です。迷ったらまず1:1で用意し、必要に応じて横長も試すのがおすすめです。
GIFアニメは入稿できますか?
アップロードは可能ですが、通常の画像広告では静止画として表示され、動きません。動くGIF(6秒ループ)を使えるのは「トレンドテイクオーバープラス」という特定の高単価フォーマットに限られます。アニメーションを使いたい場合は動画(MP4)を検討してください。
文字数は日本語だと何文字まで入りますか?
本文の上限は280文字ですが、日本語などの全角文字は1文字が2カウント相当のため、実質140文字前後が目安です。さらにリンクを1つ含める場合、リンクは全角換算で12文字分としてカウントされるため、実際に使える本文は128文字が目安になります。
動画に音声は必須ですか?
音声は必須ではありません。ただしフィードでは音声オフの自動再生が多いため、字幕(キャプション)の設定を強く推奨します。
審査にはどれくらい時間がかかりますか?
通常は24時間以内が目安です。ただし審査が混雑する時期や、内容の確認が必要なケースでは長引くことがあります。
審査落ちした後の再入稿はどうすればいいですか?
指摘された箇所を修正し、再申請すれば再審査を受けられます。ただし規定違反や審査落ちを短期間に繰り返すと、アカウントの評価に影響する可能性があります。














